その5 金融業界での履歴書・職務経歴書の書き方
選考の第一ステップとなるのは書類選考です。
特に金融業界では全般的にきちんとした書類が重要視されるという傾向があります。
特に応募者が殺到する求人の場合、書類だけで志望者を絞る事も多々あるようです。
ここでは履歴書と職務経歴書の書き方を紹介しいきます。
履歴書の書き方
まずは下のサンプルをご覧ください。
それぞれの項目は以下のことに注意して書き進めましょう。
1. 日付
ポストへの投函日か、実際にその履歴書を持参する日を記載します。
2. ふりがな
「ふりがな」と記載されている場合はひらがなで、「フリガナ」と記載されている場合はカタカナで記載します。
3. 印鑑
捺印は必要あるものは丁寧に押しましょう。現在では捺印欄のない履歴書が主流となっています。
4. 住所
必ず県名から、番地、丁目、号を記載します。アパート・マンション名は省略してはいけません。
5. 連絡先
自宅の番号以外にも、メールアドレスと携帯の番号も記載します。
携帯番号記入欄がない場合は緊急連絡先の欄などに記載します。
6. 写真
3ヶ月以内に撮影した写真を使用します。
明るい表情の写真を使用しましょう。
7. 学歴
学校名などは省略せず、正式名称を記載しましょう。
ブランク期間がある場合は補足を加え、中退などがあった場合は理由を記載します。
8. 職歴
株式会社なども省略せずに、正式名称で記載します。
退職理由は「一身上の都合により退職」でかまいません。
9. 賞罰
特に該当事項がない場合は記載しなくて良いでしょう。 国際的な大会や、国から賞状などをもらった場合にのみ記載します
10. 資格
常識の範囲内で証券外務員資格、TOEIC等の免許や資格はすべて記載しましょう。
11. 趣味・特技
特にスポーツ等は金融界においては比較的評価される対象ですので詳しく記入しましょう。また、「映画鑑賞」や「読書」と単に書くのではなく話に広がりを持たせる為にはどの分野の作品なのかも追記しましょう。
12. 志望動機
前向きに会社や仕事との接点を意識し、なぜその職種、その会社を志望したのか、これまでの経験でその会社で何をしたいのかアピールします。
13. 本人希望
希望の職種や勤務地などを記載します。
どうしても譲れない場合のみ記載しましょう。
14. 通勤時間
家から会社までの所要時間を記載します。
最短時間を記載しましょう。
職務経歴書の書き方
職務経歴書は自分ではきちんと作成できたと思っていても、実は全く内容が薄い場合が多いものです。それは職務経歴書が、職種や経歴によってアピールするものが変わってくるからです。
ここでは職務経歴書を書くにあたって、いくつか押さえておきたいポイントをまとめてみました。
下のサンプルも参考にしてみると良いでしょう。
1. 冒頭には経験内容と専門分野、並びにそれら業務実績が一目でわかる様な文を書き、自分のキャリアを紹介します。
2. 業務内容の記述は簡潔にメリハリをつけて書きましょう。
経験業務ごとに大見出しをつけると相手にアピール力も増します。
3. キャリアの節目に囲みをつけたりして強調すると、その部分が強調され、その仕事の成果が明確に伝わります。
4. 最後にキャリアだけではなく、転職に際しての意欲などを伝えることも大切です。
履歴書・職務経歴書のポイントは理解していただけましたか?
なかなか面倒な作業ですのでつまずいて進まない方も多いと思います。
しかし、きちんとした書類を作成することが転職成功の第一歩です。
焦らず丁寧に仕上げていきましょう。